iOSアプリ「Disco Sampler」(ディスコサンプラー)リリースしました。 [Apple Developer]
私が初めて「DJ」というカルチャーを体験したのが、今から20年前の1994年。まだ「クラブ」という言葉ではなく「ディスコ」という言葉がもてはやされた時代です。その「DJ」に衝撃を受けた私はまずテクニクスのアナログターンテーブルとベスタクスのDJミキサーを揃え、毎月何枚ものレコードを購入する生活が始まりました。そして当時、DJのことを色々と教えてくれた恩師「P-Kitaoka氏」によく連れて行かれたディスコ「マハラジャ」。次々と継ぎ目なく楽曲がミックスされつつ、サンプラーを駆使した印象的なサイレン音や爆発音などの効果音。すべてが刺激的で、すっかり私は夢中になってしまいました。
その「マハラジャ」で鳴らされていた効果音。「P-Kitaoka氏」はAKAIのサンプラー「S01」を駆使し、そのディスコサウンドを再現していました。
私にとって、このAKAI「S01」は、このディスコサウンドには欠かせない電子楽器になっていきました。DJミックスの最中に、仕込んだ効果音をリズムに合わせて鳴らす。この使い方が面白くてたまりませんでした。
そしてそれから20年。日進月歩の進化を遂げる電子機器は個人を製品開発者に変えてしまうパワーを与えてくれました。あの時、私が体験した「ディスコで鳴ってた効果音」を再現したiPhoneアプリを作って、音楽の楽しみ方を共有したい。そんな思いをもって、アプリ開発に乗り出しました。とはいえアプリ開発に関してはまったくの素人。いろんな書籍を買いあさり、開発向けサイトを参考にしたりして勉強することにしました。
幸い、当時の効果音はフロッピーディスクにAKAIフォーマットで残っていたので、それをなんとかMP3形式にコンバート。素材となる効果音は準備できました。アプリのデザインは私の書いたラフ案をもとにプロのデザイナーさんにお願いしました。これでなんとか素材は揃い、あとはプログラミングというところまで持ち込めました。そして完成したのがこちらのアプリです。
やりたいことはたくさんあったのですが、まずは基本の「タップすれば効果音が流れる」という機能だけのアプリを目指しました。ただ押して効果音がなるだけでは面白くないのでオリジナルキャラクターの表情を変える演出を入れてあります。そして賛否両論になりそうな「タップするたびにiPhoneのバイブレーションが震える」機能(笑)。ちょっとバッテリー食いそうだし、この機能を入れるかどうか迷いました。今後のバージョンアップで、ユーザーさんの声を聞きながら、ON/OFFの機能入れたり出来ればと思っています。
アプリの使い方は、基本的に「DJシステムに追加する」ということを想定していますので、iPhoneのイヤホン端子からDJミキサー等に音声を入力していただければと思います。始まったばかりのアプリですが、より良いものにしたいので、「こんな機能を入れて欲しい」などの要望をいただければと思います。
それにあわせて私もプログラミングに関して勉強しなければいけませんが。(笑)
アプリは無料ですのでまずは気軽にお試しいただければと思います。アプリのダウンロードはAppleのApp Storeからお願いします。(Android用はありません。)
このアプリはiOS8以降が推奨です。予めご了承ください。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書を試す【入力文字表示編】 [Apple Developer]
先日のブログ記事でご紹介しました「iPad/iPhoneアプリを作る前に知っておきたい70の常識」に掲載されていた「Hello!!World」というプログラム。このプログラムでちょっとづつアプリ開発の面白さがわかってきました。画面のデザインとソースコードを入力し、プログラムを実行して動くiOSシュミレーターがかわいく見えて仕方ありません。無意味にiOSシュミレーターの画面をランドスケープモードにしたりしてみて遊んでいます。(笑)
ここまでくれば、理解をさらに深めるための勉強が必要になるのは必然。まずは自分に合った教則本選びからスタートです。iPhoneアプリの開発本はたくさん出版されているので悩みますね。ここ一週間くらいかけて書店に通ったり、Amazonのレビューなどを参考にしながら選びました。それがこの本です。
毎日コミュニケーションズ「よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書」です。決め手だったのは豊富なイラストと図解でした。内容も難易度の低いものでしたので私のような素人にはうってつけだと思います。Amazonのレビューでも初心者がつまずきそうな部分がしっかりと解説されているとのことが書かれていました。それもこの本を選んだ要因のひとつです。
今回は「文字を入力すると、その文字を表示する」という例題をやってみました。入力に必要なテキストフィールドとラベルをレイアウトして、ソースエディタで「テキストが入力されたらラベルに文字を表示する」というプログラムです。InterfaceBuilderで「ラベル」と「テキストフィールド」という部品をレイアウトして、「ラベル名(変数)」と「テキストフィールド名(変数)」と「テキストを入力したらする仕事名(メソッド名)」をヘッダーファイルに作る。そしてそれぞれを「接続」し、最後にプログラム部分を作るという内容でした。
完成後、iOSシュミレーターを実行させてみました。テキストフィールドに「Welcom to Living with Apple」と入力。エンターキーを押すと上部に「Welcome to Living with Apple」と表示されました。悪戦苦闘しましたが、なんとか無事に完成です。あとはいろいろと文字のフォントやサイズ、色、配置方法なんかを変えてみて自分なりに理解を深めていこうと考えています。
普段のメールの作成、ウェブ検索などで何気なく使っているキーボードによる「文字入力」。裏側ではこんなことが行われているんですね。
よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書【Xcode 4対応版】
- 作者: 森 巧尚
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2011/07/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
Hello,World!! 憧れのiPhoneアプリ開発への第一歩。 [Apple Developer]
私がMacBook Airを購入した目的のひとつ。それはやっぱりiPhoneアプリ開発です。「自分が作った作品が世界中に出回る」という夢。それを実現することができるハードウェア環境がMacBook AirとiPod touchの二つで可能なんですよね。まあもちろんプログラミングという最大の難関がありますが…。
ということで、プログラミングについては2年くらいの長いスパンで勉強していくこととして、まずはこんな本を買ってみました。
「iPad/iPhoneアプリを作る前に知っておきたい70の常識」という本です。いわゆるアプリ開発本ではなく、始める前に知っておいたほうがよい内容がQ&A方式で書かれています。
その中で「どうやってiPhoneアプリを作りますか?」という問いから一連の流れが記載されていたので、まずは「覚えるより慣れろ」という心意気でやってみました。
まず、App StoreでXcode4.1をダウンロード。しかも無料でダウンロードができるとのこと。そして本を読み進めていきユーザーインターフェースのデザインまできたところで、本に書かれている内容とXcodeの画面に違いが出てきてしまいかなり悩みました。それもそのはず最新のXcodeはユーザーインターフェースをデザインするためのInterface Builderが予め統合されておりXcodeから直接呼び出せるように変更されていました。そのあたりは今後、注意が必要になりそうです。
大抵のプログラミング言語の入門書で最初の例題として世界一有名な「Hello world」というプログラムをやってみました。「Hello」というボタンを表示させ、そのボタンを押すと「Hello,world!!」というメッセージが表示されるプログラムです。
プログラムを実行させiOSシュミレーターで動きを確認。大成功でした。
ということで夢の第一歩をどうにか踏み出せたようです。長い時間をかけてじっくり勉強しつつ、アイデアも蓄えつつ楽しんでいこうと思います。
iPad/iPhoneアプリを作る前に知っておきたい70の常識
- 作者: 沼田 哲史
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2011/03
- メディア: 単行本